GoogleスプレッドシートのIMPORTRANGE関数を使ってみよう

スプレッドシート
ケンジロウ
ケンジロウ

他の人が入力した内容をそのまま自分のスプレッドシートに入力するのにいちいちコピー&ペーストするのって面倒くさいな・・・

社員B
社員B

確かにそうですね。しかもコピー&ペーストしてもコピー元の内容が変更してしまうとその都度コピーし直さなきゃいけないですしね。

社員A
社員A

そんな時はスプレッドシートのIMPORTRAMGE関数を利用しましょう。

今回は下図のデータを使って説明していきます。

IMPORTRANGE関数とは

・他のスプレッドシートのデータを読み込みシートに反映させられる

・元データが更新されると自動で参照しているシートも更新される

社員A
社員A

簡単にいうとこんな感じですかね。

構文

=IMPORTRANGE(“スプレッドシートキー”,”範囲の文字列”)

※スプレッドシートキーと範囲の文字列はともにブルクォーテーションで囲むのを忘れないでください。

範囲の文字列というのは読み込む範囲を指定してあげるということです。

例えば今回の例でいうと「元データシートのA1からE9」これを計算式に入れる場合は下記のように入力します。

元データ!A1:E9

ケンジロウ
ケンジロウ

なるほど・・・じゃあスプレッドシートキーというのは?

スプレッドシートを開いているときに表示されているURL内のこの部分です。

https://docs.google.com/spreadsheets/d/ここがスプレッドシートキーになります/edit#gid=0

社員A
社員A

さっそく実際にやってみましょう!習うより慣れろです!

IMPORTRANGE関数を実際に使ってみよう

今回は例として同一スプレッドシート内になる元データシートのデータを参照先シートへ反映させてみます。

もちろん他のスプレッドシート内になあるデータも同様の方法でデータを反映させる事ができます。

①元データになるシートと参照先になる空のシートを用意しておきます。

②参照先シートのA1へ【=IMPORTRANG(“スプレッドシートキー”,”参照先!A1:E9″)】と入力しエンターを押す。

③「これらのシートをリンクする必要があります。」と表示されるので「アクセスを許可」をクリックする。

④Loading…と表示されしばらくすると元データシートのデータが参照先シートに反映される。

では確認してみましょう。IMPORTRANGE関数では元データが更新されると参照先も更新されるのでその動作を確認してみます。

元データシートの2列目の商品名:単価:数量を変更します。

参照先シートにもしっかり反映されていますね。

ここでIMPORTRANG関数の注意点ですが、参照先シートには書式・計算式は反映されません。値のみ反映されることを覚えておきましょう。

社員A
社員A

もうちょっと工夫するともう少し使いやすくなりますよ。

例えば元データシートの9行目の上に2行追加したとしましょう。


今回は油性ペン 12本セットとリフィル 100枚セットを追加しました。

参照先シートを見てみると・・・

新しく9行目に入った油性ペンは反映されていますが、10行目と11行目は反映されていません。

理由は参照先シートのIMPORTRANG関数に入力されている範囲の文字列が参照先!A1:E9″となっているためです。

ですのであとから元データの行が増える可能性も考え参照先シート範囲の文字列を“参照先!A:E”としておくと使い勝手がよくなります。

社員A
社員A

もう一つIMPORTRANGE関数の使い方も覚えておきましょう。

IMPORTRANGE関数の結合

={IMPORTRANGE関数,IMPORTRANGE関数}と入力すると横に結合されて参照先シートへ反映されます。

結果を見てみましょう。

A1セルへの入力だけで元データシートのデータが参照先シートに横に結合されて反映されています。

={IMPORTRANGE関数;IMPORTRANGE関数}と入力すると縦に結合されて参照先へ反映されます。

結果を見てみましょう。

しっかり反映されていますね。

縦に結合させる場合は注意が必要で、範囲の文字列を”参照先!A:E”とすると反映されません。

必ず範囲の文字列を”参照先!A1:E11”のようにしっかりと指定する必要があります。

横結合と縦結合の違いはIMPORTRANGE関数をつなぐ,(カンマ)と;(セミコロン)です。
波括弧 {} (半角で入力)で全体を囲うことも忘れないでおきましょう。

社員B
社員B

こちらの方法も覚えておくと使えそうですね。

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