この列に売上目標を達成している人に「○」、達成していない人に「☓」を付けたいんだけど、条件付き書式でマークしてから一つずつ入力しないとだめなのかな?
それは面倒ですね・・・
条件分岐ですね。そんな時はIF関数を使いましょう!
条件分岐?IF関数?
IF関数は仕事で便利に使える基本的な関数のひとつなのでしっかり覚えていきましょう。
IF関数とは
設定した条件にしたがって、値を変化させる関数のことです。
試験の合否判定等様々な場面で使える関数で、例えば「この場合は○、この場合は☓」といったように条件によって値が変わります。
構文
=IF(論理式,真の場合,偽の場合)
論理式:判断するための条件を指定
真の場合:(論理式に)当てはまる時に表示させる内容を指定
偽の場合:(論理式に)当てはまらない時に表示させる内容を指定
論理式とは簡単にいうと「条件を表す式」のことです。
比較演算子を使って表現します。
比較演算子は以前に紹介していますので参照してください。
「D3=10」→セルD3は10と等しい
「B5>=100」→セルB5は100以上である
ケンジロウさんの質問の場合は
論理式:売上金額>=売上達成目標金額
真の場合:「○」
偽の場合:「✕」
となるとなります。
さっそく使ってみましょう
IF関数を使って売上目標金額を達成している人に○をつける
今回は下図のデータを使います。
売上目標金額は500万円です。(B1セル)
C列に売上目標を達成していれば「○」、未達成なら「✕」を表示させるようにIF関数を使います。
C3セルに下記関数を入力します。
「=IF(B3>=B1,”○”,”✕”)」
言葉で書くと下記のようになります。
ケンジロウの売上(B3セル)が売上金額目標(B1セル)以上の場合は「○」、それ以外の場合は「✕」を表示する。
○と✕は文字列なのでダブルクオーテーションで囲います。
また今回は売上目標金額の条件をセルで設定していますが下記のように数字で指定しても問題ありません。
「=IF(B3>=5000000,”○”,”✕”)」
ただし計算式が長くなるので、できればセルを選択しましょう。
結果をみてみましょう。
C列に✕がついていますね。
後はC3セルを下にコピーするのですがここで一つ注意です。
一度そのままコピーした結果をみてみましょう。
田中さんの結果(C4セル)ですが600万円の売上なのに判定は「✕」となっています。
計算式をみてみましょう。
計算式の表示方法は以前にも紹介していますので参照してください。
目標売上金額として参照している「B1セル」が移動してしまっています。
ですので絶対参照に変える必要がありますね。
絶対参照は以前にも紹介していますので参照してください。
売上目標金額(B1セル)の行を固定したいのでC3セル内の「B1」を「B$1」と変更し、下のセルへコピーします。
このような感じですね。
結果をみてみましょう。
しっかりと判定されてC列に入力されていますね。
これは便利な関数だね。
非常に基本的かつ便利な関数なのでぜひ身につけてください。
今後は「IF関数を使ってこんな場合はどう入力する?」といった内容も紹介していきますので楽しみにしておいてください。
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