GoogleスプレッドシートでSUMIF関数とSUMIFS関数を使ってみる!

スプレッドシート
ケンジロウ
ケンジロウ

この表なんだけど、「りんご」と「みかん」と「いちご」のそれぞれの合計金額をH列に簡単に出したいんだけど・・・・

社員B
社員B

それなら私わかりますよ。SUMIF関数を使えばできます。SUM関数とIF関数を足したようなものです。

ケンジロウ
ケンジロウ

SUMIF関数?

SUMIF関数とは

指定した条件を満たす範囲内の値を合計する関数です。

構文

=SUMIF(範囲,検索条件,合計対象範囲)

範囲:検索を対象とするセル範囲
検索条件:「範囲」の中にある検索条件を指定する
合計対象範囲:合計したい値が入力されているセル範囲を指定する。

[検索条件]として文字列を指定する場合は「”」で囲む必要があります。

SUMIF関数を使ってみる

下図を例に「商品名:りんご」だけの合計値を出してみましょう。

まずはSUMIF関数に入れる内容を確認します。

範囲:B3セル:B14セル(「商品名:りんご」が入っているセル範囲)

検索条件:”りんご”(範囲内にある文字列)

合計範囲:E3セル:E14セル(それぞれの発注合計金額が入っているセル範囲)

となります。

これを計算式にすると以下になります。

ではH3セルへ入力してみましょう。

「りんご」は黄色で色付している2つの行になるのでしっかりと反映されて「りんご」だけの合計金額 「900+900=1800」が表示されていますね。

また今回は検索条件に「”りんご”」と文字列を入れましたが、例に上げた表ではG3セルに「りんご」と入力されているので下記のような計算式でも良いと思います。

社員B
社員B

文字列を入れる時はダブルクオーテーション「””」で囲まないといけないので忘れがちな人はセルを参照する方法が良いと思います。

また「りんご」ではなく「メロン」の合計を出す必要がある場合などはセル参照にしておいた方がセルの内容を変更するだけでOKなので便利ですよね。

では、残りの「みかん」と「いちご」の合計も出したいので下のセルにコピーしていきたいのですが、ここで注意が必要です。

「条件範囲」と「合計対象範囲」は移動させたくないので下記のように計算式内の範囲指定を絶対参照に変更させてからコピーしましょう。

では見てみましょう。

「みかん」は5・12・14行目の合計 「いちご」は4・10・11行目の合計がしっかり反映されていますね。

更にここで一工夫入れると表の使い勝手がよくなります。

この表の場合15行目以降に更にデータが追加される可能性があります。都度「範囲」変更するのが手間なので下記のように列全体を指定するように計算式を変えておくのも良いですよ。

こうしておくと「範囲」を絶対参照にしなくても済みます。

15行目に「りんご」を追加した結果が下図になります。

しっかりと反映されていますね。

このように範囲指定する方法を変えて使いやすいようにしておくことも効率化に繋がりますね。

 

ケンジロウ
ケンジロウ

便利だね・・・・でもこれって「りんご」という条件だけだよね?

条件が複数ある場合、例えば「ある日付」の「りんご」という条件で合計を出したい場合はどうすれば良いかな?

 

社員A
社員A

それならSUMIFS関数を使うと良いですよ。

ケンジロウ
ケンジロウ

SUMIFS関数?

SUMIFS関数とは

複数の条件を指定して数値を合計する関数です。

構文

=SUMIFS(合計対象範囲,条件範囲1,検索条件1,条件範囲2,検索条件2,・・・・)

合計対象範囲:合計したい値が入力されているセル範囲を指定する。

条件範囲1:検索を対象とするセル範囲

検索条件1:「範囲」の中にある検索条件を指定する

以下条件を追加

SUMIFS関数を使ってみる

下図を例に「発注日:2017/09/23 商品名:りんご」だけの合計値を出してみましょう。

まずはSUMIFS関数に入れる内容を確認します。

合計対象範囲:E3セル:E15セル(それぞれの発注合計金額が入っているセル範囲)

条件範囲1:A3セル:A15セル(「発注日:2017/09/23」が入っているセル範囲)

検索条件1:G3(範囲内にある文字列 2017/09/23)

条件範囲2:B3セル:B15セル(「商品名:りんご」が入っているセル範囲)

検索条件2:H3(範囲内にある文字列 りんご)

となります。

これを計算式にすると以下になります。
※合計対象範囲と条件範囲は移動させたくないので事前に絶対参照に変えています。

ではI3セルへ入力してみましょう。

「りんご」は黄色と赤色で色付している3つの行になります。

発注日が「2017/09/23」のものが赤色で色付された2行になりますのでしっかりと反映されて「2017/09/23」の「りんご」だけの合計金額 「900+1000=1900」が表示されていますね。

では「みかん」と「いちご」も計算式をコピーして確認してみましょう。

問題ありませんね。

もちろんSUMIF関数で紹介したように「範囲」ではなく「列全体」を範囲指定してデータが追加されても良いように対応することもできます。

 

社員A
社員A

SUMIF関数とSUMIFS関数は計算式に入れる順番が異なりますので注意が必要ですね。

またSUMIFS関数は1つの条件だけでも対応ができるのでSUMIFS関数だけ覚えておけば、単一条件・複数条件どちらにも対応できるので良いと思いますよ。

 

ケンジロウ
ケンジロウ

確かにな・・・・

社員B
社員B

私もこれからはSUMIFS関数の方だけにします。

 

 

コメント

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