IMAGE関数とは
セル内に画像(JPEG等)を表示させることができる関数です。
テキストではうまく伝えられなかったり、備品発注シートに画像を挿入してわかりやすくしたりする時に私はよく使っています。
構文
=IMAGE(“URL”,[モード],高さ,幅)
第2引数
「1」
アスペクト比を保ったまま、セルの大きさに合わせて画像サイズが調整されます。
デフォルトの設定です。私は基本的にこれしか使っていません。
「2」
アスペクト比を無視して、セルの大きさに合わせて画像サイズが調整されます。
「3」
元の画像サイズのまま挿入され、セルの幅や高さが足りない場合に画像がトリミングされて表示されます。
「4」
引数のあとにカンマ区切りで高さと幅をピクセル数で指定し、画像を表示させます。
挿入するセルの高さと幅が指定したサイズよりも小さい場合は、画像がトリミングされて表示されます。
IMAGE関数
では実際にどのようになるか見てみましょう。
今回は「いらすとや」のフリー素材を使ってみます。
画像はURLで指定して挿入するため、PCに保存されている画像は挿入することができません。
GoogleDriveに保存されていてURL取得ができるようであれば挿入することができます。
GoogleDriveから挿入する場合は「共有可能なリンクを取得」から、画像URLを取得しましょう。
今回はデータの全く入っていないシートを使います。
画像を挿入するセルはB2セルです。B2セルは高さ100ピクセル・幅200ピクセルの横長長方形にしています。
まずはモードを「1」でB2セルに入力します。
入力内容は下記になります。
URLはダブルクォーテーションで囲みカンマのあとにモードを入力します。例ではモードは青で表示されています。
一連の流れを見てみましょう。
モード「1」なので元画像のアスペクト比を保ったままセルに挿入されます。
ではモード「2」に変更してみましょう。
モード「2」は元画像のアスペクト比を無視してセルいっぱいに表示されます。
続いてモード「3」に変更してみます。
モード「3」は元画像サイズでアスペクト比を保ったまま挿入されます。セルサイズが元画像よりも小さいためトリミングされて表示されています。
最後にモード「4」に変更して高さ80ピクセル、幅100ピクセルで挿入してみます。
セルのサイズよりも小さなサイズをしているのでセル内にはみ出ることなく挿入されています。
元画像のアスペクト比では無いため少し横長に表示されています。
私はモード「1」しか使用しませんが、他のモードも使い分けをしてみてください。
ちなみにモード「1」の場合はモードを省略してURLのみ(下記のように)でも挿入されます。
上記にも注意事項を記載しておりますが改めて下記に記載しておきます。
IMAGE関数は画像URLを入力しなければ表示することができません。
簡単にいうと”WEB上で誰でも閲覧できる状態の画像”しか挿入することができないということです。
「共有可能なリンク状態でない画像のURL」やG Suite内のアクセス権限を必要とする画像・限定したユーザーしか閲覧できない状態の画像に対してはIMAGE関数は使うことができませんので注意しましょう。
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